追加情報
サイズ | 19.4 × 13 × 2.8 cm |
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タイプ/仕様 | ペーパーバック |
ページ数 | 448 |
重量 | 0.27Kg |
レクサイル | 840L |
¥1,500
在庫切れ
米国書評誌『カーカス・レビュー』によって「優しい絆の物語」と評されたこの美しく心に沁みる作品では、日系アメリカ人の少女が9/11アメリカ同時多発テロ事件によって2つの世界の間に立たされた孤独と闘う。
11歳のエマには、日本人の血を引く父親とアメリカ人の血を引く母との2つの世界が常にあった。物心ついたときからカリフォルニアで夏を過ごしてきたが、母と一緒に日本の祖父母の家に滞在してい弟の誕生を待っていた。母親の時に周囲をハラハラとさせるが、エマの心は歌っていた。どこかに所属することと所属しないことを同時に理解してくれる、同じ気持ちになれる人がやっと現れるのだから。
しかし、そんなエマの高まる気持ちは、冷たい態度の祖母に些細なことで怒られかき消されてしまう。そして、日本での滞在が延び、新しい学校に通うことが決まったとき、エマは自分の居場所がないことに悩むようになる。そんなある日、9.11の悲劇が起こる。エマと両親、そして世界中がツインタワーの崩壊を目の当たりにするのだ。。。。
海を隔てた祖国を思い悲嘆に暮れる母と、病に倒れる大好きな祖父を前に、エマの無力感と絶望感はかつてないほど高まっていた。しかし、悲劇に囲まれながらも、エマは初めて祖母の優しい一面を見る。そして、祖母がこれまで倹約に努め厳しく生きてきた理由を理解していく。すべて最悪の事態を乗り切るための準備だったのだ。
当タイトルは、アイデンティティと平和を求めるひとりの少女の物語であり、悲劇の中から希望が湧き出てくることを発見する物語でもあるのだ。
サイズ | 19.4 × 13 × 2.8 cm |
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タイプ/仕様 | ペーパーバック |
ページ数 | 448 |
重量 | 0.27Kg |
レクサイル | 840L |